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熱中症を知ろう

作成日:2010年08月31日
更新日:2010年09月05日

命にもかかわる熱中症。
もういちど熱中症の概要及び対策を確認しましょう。

スーパーフリークスではコンディショニングを担当するメンバーを置き、安全なタッチフットを目指しています。ここではコンディショニング班から2010年夏にチーム内に公開された熱中症に関するメールを公開します。


今夏は猛暑が続き、熱中症への対策が叫ばれているところですが、引き続き残暑も厳しいとの予想であります。
今一度、熱中症の概要及び対策を確認していただきたいと思います。

参考までに…

1.熱中症とは

熱中症とは、暑さや熱で生じる障害の総称で、程度により熱失神・熱痙攣・熱疲労・熱射病に分類されます。

発生する原因は、発汗による循環血液量の減少と電解質の喪失などで重症の場合は、多臓器不全や死に至ることもあります。

熱中症になりやすい条件は一般的に高温・多湿、高い運動強度や長時間の活動といわれますが、気温20℃程度での発症例もあり暑い夏にだけ注意すれば良いものではありません。

熱中症を予防し、重症にならないためには活動中に水分補給や休憩を十分にとることと、身体の異変を見逃さないことが大切であるといえます。

2.水分補給の方法

活動中や活動後には、汗として失われた電解質をできるだけ早く補給するためにスポーツドリンク等電解質を含む飲み物が好ましいでしょう。

効率よく吸収するためには、10~15分毎に250ML程度ずつ摂取し1時間あたりに500ML~1Lは補給するのが望ましいでしょう。

普段の水分補給は健康管理上、糖分を多く含むスポーツドリンクよりお茶や水が好ましいでしょう。

3.水分補給のタイミング

口から摂取した水分が、胃を通過し小腸から吸収され血液に取り込まれるまでには時間がかかるため喉の渇きを感じてからの水分補給では遅いといわれています。

また、活動開始後40分後以降に初めて水分補給をしてもその効果は少ないとの検証結果もあります。

活動開始から10~15分毎に、積極的な水分補給を継続するのが望ましいでしょう。

試合中などの場合は、水分補給がおろそかになりがちです。開始前に水分補給をするよう心掛けてください。

4.補給する水分の温度

冷たい液体は、体温と温度のものより顕著に早く胃から腸へ移動するという研究報告があります。

日本体育協会の「熱中症予防のための運動指針」でも5~15℃に冷やした水を推奨しています。身体を冷却する効果も期待できますので冷たい温度のものが良いでしょう。

5.発症した場合の対応

意識が清明であれば、涼しい場所に運び衣服を緩めて寝かせ水分補給をすれば通常は回復します。

その際に補給する水分は、スポーツドリンク(塩分濃度0.1~0.2%)よりも塩分濃度の高めなもの(0.9%=水500MLに食塩5g)が良いでしょう。

また冷却剤使用する場合は、首や脇の下、脚の付け根など太い血管がある部位を冷やすと効果的であるといわれています。

吐き気や嘔吐などで、口からの水分補給ができない場合は病院で点滴を受ける必要があります。

ショック状態や意識障害がある場合は死の危険もある重症以上と考え、身体を冷やしながら、集中治療のできる病院へ一刻も早く運ぶ必要があります。

この場合の身体の冷却は、冷却剤よりも全身に水をかけて団扇であおぐなど、気化熱を利用した冷却方法が効率的であるといわれています。

意識障害・高体温(38℃以上)は即救急要請!!

熱中症についてもっと知る

下記サイトなどを参考に熱中症について学びましょう。

普段から誰にでも熱中症の危険性があるのだということを念頭に、安全なタッチフットを楽しんでください。