タッチフットボール
タッチフットボールってどんなスポーツ?
更新日:2012年06月28日
わたしたちスーパーフリークスではタッチフットボールというスポーツをしています。 タッチフットボールはアメリカンフットボールから生まれました。そんなタッチフットボールはどんなスポーツでしょうか。
考えるスポーツ
タッチフットボールは、考えるスポーツです。 試合の前には対戦相手を研究し、作戦を練り、プレーブックと呼ばれるプレー集を作ります。
そして試合中は、1つ1つのプレーのごとに「ハドル」と呼ばれる作戦会議でプレーを決めていきます。 実は試合時間の半分はこのハドルの時間といってもよいくらいです。
そして試合が終わったら、うまくいったこと、失敗したこと。試合で起きたことを分析し、また作戦を練り直します。
試合前も、試合中も、試合後も。常に考え、準備し、また考える。
タッチフットボールは体を動かすだけでなく、頭も使うことが大切な考えるスポーツです。
すぐに始められるスポーツ
タッチフットボールには、アメフトのようにヘルメットや大きな防具は必要ありません。
ではタッチフットボールに必要なものはなんでしょう?
それはボールです。
楕円形のボールをひとつ。他には何もいりません。 これだけあれば、準備完了です。
ひとつのボールと少しの場所。そして仲間がいればすぐにゲームが始められます。
…ほんとうはボールがなくても始められます。タッチフットは考えるスポーツ。紙とエンピツで今すぐ始めることだってできるんです。あんなことをしよう。相手がこう来たらこうしよう…
タッチフットは手軽に、いつでも、どこでも始められるスポーツです。
誰でもできるスポーツ
ボールを使うスポーツには、さまざまな「動き」があります。 ける。捕る。走る。跳ぶ。止まる。パス、ドリブル、トス、シュート…
そんなスポーツの多くでは、始める時に、まずは身に付けなければスポーツを楽しめない技術というものがいくつかあるものです。
でもタッチフットボールは少し違います。
タッチフットボールでの各選手は、多くの場合、専門職として活動します。 攻撃の選手は攻撃のときだけ。守備の選手は守備のときだけフィールドに立ちます。(もちろん両方で活躍する人も多いです) そしてその中でもボールを投げるのが専門。走ることが専門。ボールを捕ることが専門。などなどたくさんの専門職が活躍します。
タッチフットボールではプレー中、ボールに全く触らないことも珍しくありません。投げることもQB(クォーターバック)というポジションの選手以外はほとんどありません。 ディフェンスの選手としてだけ出場するときは一度もボールに触らないこともあるかもしれません。
しかしどんなポジションでも、とても大切な役割が与えられています。 おとりとして相手を引きつけるために、ボールを捕ることはなくても走る。仲間を助けるためにブロックする。
ボールをうまく投げられなくても、ボールをうまく捕れなくても、今できる事、今もっている力で、チームに貢献することができます。 もちろん、たくさんのことが上手にできれば、より活躍することができるでしょう。
始めるときの壁が低く、誰でもすぐに始められるスポーツです。
そしてタッチフットボールは、老若男女だれでもできるスポーツです。 現在、スーパーフリークスでも10代から50代まで幅広い年齢のメンバーが活動しています。
みんなでできるスポーツ
男子だけ、女子だけ、男女混合での試合なども開かれています。 年齢だけでなく性別も関係なく楽しむことのできるスポーツです。
競技としても、レクリエーションとしてのスポーツとしても楽しめる幅を持ったスポーツです。
タッチフットは「あきらめる」スポーツ?
タッチフットボールでは防具をつけません。
では誰でもできるといっても、安全面はどうなんでしょうか?
いちばん大きなことはアメフトのタックルのかわりに「タッチ」をすることです。 タッチフットボールはその名前のとおり「タッチ」をすることが特徴です。
タッチフットボールでは、タックルと激しい接触を、少しの接触の「タッチ」に替えることでより安全に楽しめることを目指しています。
同じアメフトが発祥のフラッグフットボールでは完全に接触を禁止しています。(ルールによってブロックも可能な場合があります)
タッチフットでは「タッチ」のような少しの接触を許すことで、相手をブロックするという要素を使った戦術をできるようになっています。
それでも接触があるということにかわりはありません。
そこでタッチフットに参加する選手に求められるのが「あきらめる」こと。
タッチをする手で相手を強くたたいたり、タッチをよけるために飛び込む。
どれも一生懸命にプレーする中ででてくることばかりです。
でもそんなときに、一歩ひいてプレーすることをしなければなりません。
飛び込まなければ避けられないタッチであれば、スピードを緩めてタッチ「され」る。
これはなかなか難しいことです。100%の力を出しきることよりも難しいことかもしれません。
一生懸命、そして必死にプレーする中であきらめなければいけない。
タッチフットボールは、そんな不思議なスポーツです。
でもそこも魅力だと思います。
ここ「タッチフットボール」では
このタッチフットボールのページでは、タッチフットボールのこと、少し難しいルールのこと、タッチフットボールにまつわるあれこれをご紹介していこうと思います。
スーパーフリークスのホームページがタッチフットボールに興味を持ってくださったみなさんにとってなんらかのお役に立てれば幸いです。